外国人の在留資格・ビザ申請専門・届出済み行政書士の佐々木健一事務所です。名古屋入管(名古屋出入国在留管理局)エリアを中心に相談、書類作成を行っております。
ここ最近、マスコミでも取り上げられている生活保護申請時の「扶養照会」について、菅首相がコメントした。
「より弾力的に運用できるよう、今厚生労働省で検討している」と、緩和していく方針である。
現在でもDVなどの場合は、扶養照会をしていないというが、改めて言わなくてもいいレベルのこと。したらまずいでしょ。
この扶養照会問題は、賛否両論があるでしょう。
家族関係が希薄になってきており、家族に頼れない場合も多いのは否定できないであろう。一方で、生活保護と変わらない状況の中で必死に頑張っている人から見ると許せない気持ちになるのも理解できる。
千差万別、それぞれのバックボーンもある。だからこそ、公平性が大切なのだろうし、明確な基準も必要であると思う。
しかし、基準が公になってしまうと、ある意味、生活実態が知られてしまうともいえる。本当に難しい問題です。