外国人の在留資格・ビザ申請専門・届出済み行政書士の佐々木健一事務所です。名古屋入管(名古屋出入国在留管理局)を中心にエンジニア、通訳の就労ビザ、国際結婚、特定技能・建設オンラインに関するなど書類作成・申請を行っております。
う~む、芸能人はこういう自分自身の病気も公開しなければならないのか?
知名度の高い女優さんともなると、しばらく見かけなかったり、病院から出てくるところを見られると有らぬことを報道されてしまうからだろうと、同僚は言った。
病歴、既往歴などは個人情報の最たるものだと思うのだが・・・
さらけ出さなければならないのは、気の毒でしかない。
少しでも、症状が和らぎ平穏な生活を送れるように願いたい。
適応障害とは?
ICD-10(国際疾病分類)第5章 精神および行動の障害によると、
F4 神経症性障害,ストレス関連障害及び身体表現性障害に含まれ、
F43 重度ストレスへの反応及び適応障害 に位置する。
厚労省のサイト、みんなおメンタルヘルスではまとめとして、下記の通りの説明がある。
適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。また、無断欠席や無謀な運転、喧嘩、物を壊すなどの行動面の症状がみられることもあります。
ストレスとなる状況や出来事がはっきりしているので、その原因から離れると、症状は次第に改善します。でもストレス因から離れられない、取り除けない状況では、症状が慢性化することもあります。そういった場合は、カウンセリングを通して、ストレスフルな状況に適応する力をつけることも、有効な治療法です。
ストレスについては、「重大な生活上の変化やストレスに満ちた生活上の出来事」と定義しています。
適応障害に話を戻すと、どれぐらいの人が適応障害を発症しているかについては、欧州では人口の1%としており、日本では末期のがん患者の16%強を占めるとしています。
1%、結構多いですね。
さらに、5年後には40%以上の人がうつ病などと診断名が変更され、重篤化しているようです。
ストレスが原因であることは間違いないと言えそうですが、そのストレスをどのように対処し、自身のマインド、メンタル面をコントロールしていくかは難しいと感じませんか。
さて、実際に罹患してしまった時の対応、対処方法は?
①ストレス因の除去
②本人の適応力を高める
③情緒面や行動面への介入
のアプローチがあるようです。
①に関しては、原因がある場合はそれを取り除くということですね。
例として、嫌な仕事をしている場合は、それを辞めてしまうことかな。
実際には、生活を支えているのが仕事なので、そんなに簡単に辞めることはできませんね。
②に関しては、認知行動療法というカウンセリング方法を行うことがあげられます。しかし、すでに発症していた場合、気持ちがついていけるか(主体として取り組めるか)がカギとなりますね。
③これは、一言でいうと薬を使うということです。
一番科学的であり、効きそうな感じがしますが、効果に個人差があったり、副作用、依存性があるなどだれにでも、必ずしも有効とは限りません。そのため、②の方法を併用するなどが必要になります。
社会生活をしていると、自分の思い通りに行くことの方が少ないかもしれません。病は気からとか、気持ちが弱いとか、その人が根性無しということを盛んに言うアホな人がいます。
こういう人が、そもそも、ストレスの原因だったりするのではないだろうか?こういうアホがいると、永遠に病気は治ることは無く、根性無しのレッテルを貼られた人はその場から退場するしかなくなるのだろうと推測されます。
病気を治すのと同時に、こういう根性論という自分勝手な考え方を改めてもらう必要があるのは明白です。まあ、気付いてもらえれば、助かるかもしれませんが、残念ながら、元来こういう人は、身勝手な人が多いので期待できないでしょう。
②における適応能力を高める必要があるのは、こういう迷惑なやつ(ストレスの原因)を駆逐する力を蓄えることかもしれませんね。
ストレスを溜めないようにすることは、現代社会においていかに、健康に暮らしていくかの重要なことであり、必須スキルともいえます。
私が考えるに、規則正しい生活(3食ご飯を食べる、十分な睡眠時間を取る、快便、適度な運動など)を送ることで、改善されると思います。
自分の考え方のブレ、調子(体調など)を把握することができ、早めに対策を講じることができると思うからです。
何はともあれ、栄養と休息をとることは、規則正しい生活を送ることで手に入れることができます。