在留資格・ビザ申請 行政書士の佐々木です。
在日留学生の日本での就職が15%増加したと時事通信社が伝えています。
増加率の要因は、➀外国人留学生そのものが増えたこと、➁グローバル化の進展に伴う、日本企業の外国人採用意欲が高まっているとしている。
増加傾向にある国は、ベトナム、ネパールの順であった。両国ともに、8割前後の伸びである。職種では「翻訳・通訳」が多く、9000人近くなっており、4割近くを占めている。
少し心配になるのが、ベトナム、ネパールの方の通訳業務がこの割合になるほど、仕事があるのだろうかという点である。日本の大学を卒業すればこの在留資格が比較的許可が出やすいということを悪用してはいないだろうか。
本当に通訳業務をしているのなら、何も心配する必要はないが、中には通訳以外の作業が多くを占めている企業もあると聞く。
虚偽の申請を疑われることになりかねず、場合によっては罰則が科せられることもありうる。外国人の方の将来だけではなく、会社の信用問題に関わってくることでもある。申請前に虚偽の内容になっていないかを確認し、企業の信頼を失墜しないように申請したいものである。