NEWS 愛知県の地銀の統合に思うこと

名古屋で入管への申請、外国人のビザなら名古屋ビザ申請コムの行政書士佐々木健一事務所に。

愛知銀行と中京銀行が経営統合すると発表があり、愛知県下でトップになる。
経営効率化で資産合計は6兆4300億円というすごい金額である。
経営効率化はいつの時代でも課題ではあると思うが、さらに加速させたのは金利の引き下げ競争や人口減が原因としている。
中京銀行は、すでに今年の6月に希望退職を募るなどのリストラをしている。この時は、最大3割の行員数と店舗を減らすとしていた。結果はどうなったかは分からないが効率化は進めていた。
最終赤字を25億円となるとしていた。
金融庁は、地銀が希望退職者を募集するのはまれとしており、最近ではないらしい。
前期は黒字であるということを考えると、先を見据えてということになるが、この合併も見越してのことかもしれない。
潔いのは、トップである会長、頭取が役員報酬を2割カットするという点である。

今回は、愛知銀行の基幹システムを使い、本社も愛知銀行本店に置くとしており愛知銀行に寄っている感じがする。
ひょとすると、中京銀行のスリム化が失敗したからかもしれない。
愛知銀行と中京銀行は、わたしの勤務先でも近接したところに店舗があり、このパターンは愛知県内でも見られるので、店舗統合はさらに進むだろう。
このリストラされた人材はどこに行くのだろうか。

ちなみに中京銀行の筆頭株主である三菱UFJ銀行の資産額は359兆4700億円というのだから、もはや想像すらできない。1%の誤差でも3兆円である。

個人的には、銀行から融資を受けているわけでもないのでこの手の記事は気にならないのだけれど、愛知県でのことであるため、少し考えさせられました。

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