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NHKにて
技能実習生
立ち入り調査
労働基準監督署による違反
のニュースが出ていました。
調査を行った事業所の70%とされているので、実際の数はもっとあると思われます。
技能実習制度の場合、どれぐらいの企業が技能実習生を受け入れているのか、資料探してみましたが見つかりませんでした。
技能実習受入計画というものがあるので、そちらを参考にするしかなさそうです。
構図としては、受入企業の前段階として管理団体、そして、本国の送出し機関の存在があります。
令和元年度の技能実習計画認定件数は35万超となっています。
NHKのニュースでは37万人余りとなっています。
全国8124の事業所に労働基準監督署による立ち入り調査を行ったとしています。
件数で考えると、わずか2%強となります。
そして、70%以上の受入企業が法律違反をしていたことになります。これ、凄い数だと思います。
調査は、技能実習生などからの相談や通報を受けたところとしているので、もっとあるのは間違いないですね。
・職場の安全管理
・労働時間
・残業代の未払い
が上位の違反となっています。
上の2つは、生命にかかわる問題ですので、外国人とは関係なく反省し、対処するべきですね。
残業代未払いは、故意なのか、知らずにか、あるいはニュースの記事にあるように経営悪化であるためかは不明だが、最低賃金以下で残業させている企業が存在しているところをみると、違反企業の多くは、外国人技能実習生を安価な労働者と考えていると思われます。
にもかかわらず、NHKの記者によると、厚生労働省は「新型コロナウイルスの感染拡大による企業の経営悪化で残業代の未払いなどが増えた可能性がある。違法な働き方をなくすために労働基準監督署による立ち入り調査や是正指導を引き続き進めたい」という報道をしています。
コロナが原因で苦しんでいる企業も多いとは思いますが、悪質なケースを容認するような記事は良くないと思います。
懸命に努力、運営している企業に失礼です。
悪徳な企業を同一視される、受入企業にとっては風評被害になっているのですから。
助成金などの施策を打っている厚労省の施策は機能していないのかなとも、疑問に感じてしまいます。
頑張っている企業を応援し、悪徳企業の排除、もしくは是正を促す記事にしてもらえると、技能実習制度、日本の企業も良くなるのではないだろうか。