外国人に関する、在留資格・ビザ申請 届出済み行政書士の佐々木健一事務所です。名古屋入管エリアを中心に相談、書類作成を行っております。
また、悲しい報道です。
不法滞在→不法残留で起訴
この段階で、万引きを繰り返していた様子。
推測ではあるが、日本で最期の一仕事という感じだったように感じる。
もちろん、逮捕されることは想定しておらず、適当なところで出国しようとしていたのだろう。
職業柄、どの在留資格で入国し失効したのかも気になるところである。
書き込み等を見ると、短期滞在と見ている方がいるが、よく話題に上る技能実習生でないことを切に願うばかりである。
悪いこと=技能実習生という構図は、マスコミ等が悪意を持って報道されているのではないか?と感じることもある。
技能実習生は分母そのものが多いのであり、その職場(実習の場)を離れてしまえば、即、生活していくのが厳しいのである。だからと言って、犯罪をしていいとはならないのだが、実態をも勘案する必要はある。その上での、対策をすべきである。
やはり、技能実習生が辞めるなど会社の実習の場を離れる場合は、帰国を優先し会社担当者等が空港まで見送るぐらいは必要であると考える。
そして、特定技能では認められている転職についても視野に入れる必要があるのではないだろうか?
突っ込みで、転職は言葉尻を取られてしまいそうであるが、実習先と置き換えてもらえればよろしい。何度も言うが、言葉や形式的なものだけでは解決できないのである。実態、実質を推し量る必要があるのだ。
金髪の彼は、悪ぶっている感じで、TV画面からはやんちゃな印象を持たれるだろうが、来日する時はジャパニーズドリームを胸に秘めていたのではなかろうか?
結末は、最悪である。
こういったことが、繰り返されないようにするにはどうすればよいのだろう?
1つは、呼び寄せる側がもっと慎重にすべきであり、場合によっては受け入れ側の担保や犯罪に対する責任罰則などを強化することが必要なのかもしれない。