在留資格・ビザ申請専門・届出済み行政書士の佐々木健一事務所です。名古屋入管(名古屋出入国在留管理局)エリアを中心に技術・人文知識・国際業務など就労ビザ、国際結婚など身分系資格の書類作成・申請を行っております。
日本への最大の送出し国であるベトナムで初めて、特定技能在留資格取得のための実技、学科の試験が行われました。
建設現場の鉄筋加工を行う技能試験とあるので、建設分野の試験ですね。
建設分野は2019年4月から5年間で4万人を見込んでいるわけですから、2年近くを得て20人となります。
日本にいる特定技能者数は昨年末で1万5千人ですので、当初の5年計画34万5千人から考えると5%にも満たさないことになります。
コロナ禍の状況とは言え、あまりにもお粗末な感じを受けます。ベトナム政府との制度上の問題で整備が遅れたということもあるようですので、今後の巻き返しはある程度期待が持てるとはいえます。
建設分野の特定技能は、2号という上位資格もあり、5年以上、日本で就労することが可能です。
人手不足で始まったこの資格は現在、日本在住の技能実習生2号の持ち上がりですので、技能実習生の本文である技術移転はどこに行ってしまったのだろうと思います。
いろいろな問題課題はあるものの、まずは一歩出たところを評価したいと思います。