外国人の在留資格・ビザ申請専門・届出済み行政書士の佐々木健一事務所です。名古屋入管(名古屋出入国在留管理局)を中心にエンジニア、通訳の就労ビザ、国際結婚、特定技能・建設オンラインに関するなど書類作成・申請を行っております。
気持ちが暗くなってしまうニュースです。
先週もコロナで小中高生の自殺が過去最多となった記事を取り上げましたが、本日も朝日新聞にこの見出しが目に飛び込んできました。
自ら命を絶って人の数が、11年ぶりに増加に転じたとのことです。
カウンセラーとしては、気になります。
記事は、少し様相が違うが、簡単にまとめると、34歳長男で職場でいじめに遭い精神的不安定となり退職した。家族とも会話もなく、布団からも出ない生活だったとのこと。
母親は、飲食店を経営している。
コロナ禍のため売り上げもなくなり、将来に不安を感じ、長男に仕事をして欲しいともらした。長男も働くと一旦は返答した。
しかし、その2か月後に自宅の浴室で自ら命を絶った。
母親は期待をかけすぎ、追い込んでしまったと感じている。
自死遺族の会の集いに通い心を落ち着かせる日々を送っているとのこと。
宣言明けに多いのは、早稲田大学政治経済学術院の上田路子(みちこ)准教授(公共政策)によると、「通常の生活に戻れる人が次々と戻っていく中、取り残された人たちが生きづらさを感じた可能性がある」と指摘している。
孤独感からくるものだとしている。
この記事の場合、家族とはうまくいっていた様子がうかがえるが、引きこもりの場合は、家族の異変に影響を受けやすいとある。
孤独も、引きこもりも社会問題として取り上げられることが多いが、コロナ禍という異常事態で心理的に孤独感を感じてしまうこともあるのかもしれません。
孤独、そういうと1人でいることを思い浮かべてしまうけれど、家族、職場でも感じることはある、疎外感という方が正しいのかもしれない。
当事者だけではなく、それを見守る家族・職場においても相談ができる、しやすい環境を作る必要があるとしている。
どうか一人で悩まず、相談先を見つけ、今一度立ち止まって欲しいと思います。
■不安や悩みの主な相談窓口
・こころの健康相談統一ダイヤル 0570・064・556
・よりそいホットライン 0120・279・338
・認定NPO法人ビフレンダーズ あいち自殺防止センター 052・870・9090