外国人の在留資格・ビザ申請専門・届出済み行政書士の佐々木健一事務所です。名古屋入管(名古屋出入国在留管理局)を中心にエンジニア、通訳の就労ビザ、国際結婚、特定技能・建設オンラインに関するなど書類作成・申請を行っております。
今日は、日曜日なので、気になるニュースの記事の感想を。
周庭で分かる人は相当な国際関係に詳しい、または関心がある方と思います。
この記事からは、何のことかピントはこないだろう。
村上春樹???、服7枚???寒さ耐え???重ね着したのかなと思いました。
周庭さんは、香港の民主活動家であり、普通選挙の導入を求めた14年の反政府デモ「雨傘運動」では広報担当とのことです。
日本語を独学で習得するなど、知識的にも精神的にもずば抜けた能力の持ち主なのは間違いないでしょう。
誰か(自分も含めた民衆)のために、活動をし、その結果として罪に問われて禁固刑を受けなければならなくなりました。
周庭さんは現在24歳ということですが、15歳から社会運動を始めたとあります。10年近くを社会運動に費やし、内7カ月間を刑務所で過ごしています。
何だかやるせない感じを受けますね。
香港の事情よりも、何と言うか、このマスコミの方の捉え方というか、報道の仕方というべきなのかは難しいけど。
時事通信社はさらっと事実だけと伝えています。
この中で、「取材には消極的」としており、100人に及ぶ報道陣に対しては無言での対応であったそうだ。
自身のインスタグラムにも一面真っ黒の画面を投稿している。
「刑務所を出たら、少し身体を休ませたいと思っています」の収監後のTwitterへの投稿を考えたら、この無言はある程度予測できると思うのだけれど。
支援者への配慮もあっただろうし、何か伝えたいこともあったのだと思う。無言はつらかっただろう。
しかし、マスコミは都合の良いこと(視聴者の高評価)しか記事にしないので、歪曲された記事になることを恐れたのかもしれない。
マスコミはもういい加減、自分たちの都合や憶測で記事を書くことを辞めた方がよいと思います。
そして、見た目にも話題性も高い彼女のような存在を祭り上げ、窮地に追い込むようなことはやめるべきだと思います。
正確な情報を、的確な伝え方をしていかないと、彼女のような志の高い方をどんどん窮地に追い込み、抹殺していることに気付くべきです。大坂なおみさんに対するマスコミの対応も同じようなものを感じます。
疲れ果てている人をそっとしておいてあげて欲しいのです。
◇民主活動家の周庭氏が出所 国安法違反の捜査は継続 香港◇
◇服7枚で寒さ耐え、村上春樹を読む 周庭さん無言の出所◇