NEWS スリランカ人女性が死亡 名古屋入管が“医師の指摘”を認める(TBS他)

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悲しくなるニュースです。
名古屋の入管施設で先月、スリランカ人の女性が収容中に死亡した問題です。23日、国会で医師が仮放免の必要性を指摘していたことを入管側が認めました。とあります。

先月6日とあるので、すでに1月以上も前の話です。
数日前に、行政相談に名古屋入管にて審査官の方とお話をしていましたので、他人事とも思えません。

さて、事件の内容は、入管施設でスリランカ女性が1月ごろから体調を崩しており、3月6日亡くなったとのことです。
問題視されているのは、今回は虐待というものではなく、(中間)報告書に医師の文書を引用していなかったことを指摘しています。
報告書に記載していたならば、死亡することは無かったのだろうかという疑問が残る。
もちろん、議員は隠蔽であるとしているところに真意があるのだろう。この点については、入管側の回答は個人情報等を配慮したとしている。
出ました、個人情報。本当、都合のいいように利用される四文字熟語の筆頭と言えますね。マスコミ大好きキーワードです。
その後、これだけニュースになれば個人の尊厳も何もないと思うのだけれども。

私たち入管業務携わるものとして、精神科の医師が仮釈放(仮放免)を認めれば、体調の回復が認められるとしていた点の対応については、気になるところです。
この方は、2年間の不法在留で退去強制命令を受け、昨年8月に収容されていたそうです。半年以上の収容です。
この問題は、先に紹介した入管法改正(悪)に関係します。

精神的に不安定となっていたことは明らかであり、治療を受けていたことも確かですので、入管が特に何か手を下して悪意的なことをしたとは思えません。

仮放免に関しても、法的手続きをとらなければなりません。
日本は法治国家です。
本人は希望していたとし、葬儀を開いた方が身元を引き受ける準備をしていた報道されているので、手続きは進んでいたと思われます。審査待ちだったのかもしれません。
一方で、死因が明らかにされていません。
報道できない理由があるのかもしれませんが、気になります。
自死なのかもしれません。
診察内容も詐病、ヒステリーなのかもしれないとしています。
「詐病」「ヒステリー」心理用語ですね。

この方、来日した時は、千葉の日本語学校への留学生だったようです。日本の子どもに英語を教えるために来日したとあります。
その後、仕送りが途絶えるなどがあり、退学処分となりなぜか、静岡で不法在留で拘束されたようです。

記事によると、収容された時には、退去命令にも賛同していたようだが、支援者(団体)が現れてからは、日本に残ることにした様子である。

彼女はもう、この世の中にはおらず、志半ばで異国(夢を抱いた国)で亡くなったのである。
究極な意見で恐縮してしまうが、日本に来ることになったいきさつやその費用(計画制)などにも原因があると思われるし、しっかりした責任体制をとるべきだと思う。
日本語学校は、ただ退学させるのではなく、国に戻してあげることなどの配慮も盛り込んでおく必要があると思う。
日本語学校などでささやかれているのは、学生集めにブローカーを使っているという。結局、日本でのこういった業者、自国の自国民を食い物にする悪徳ブローカーがいなくならない限り同じようなことが繰り返されるだろう。

記事の感想欄を見ると、入管への批判は思ったより多くはないし、寧ろ、なぜもっと早く対応(帰国)をしなかったのかという意見も多く、賛同者も多い。
支援者に対する批判も相当数あり、支援者としてみれば悲しくなるだろう。

記事一覧
・スリランカ女性死亡で法要、愛知 仮放免を待った支援者らが参列(共同)
医師「患者のため思えば、仮釈放を」 入管収容のスリランカ女性を死亡2日前に診察(東京)
【独自】「仮放免必要」医師が入管に指摘、スリランカ人女性死亡直前に(TBS)
入管死亡のスリランカ女性 四十九日法要 参列者、再発防止訴え(毎日)
スリランカ人女性が死亡 名古屋入管が“医師の指摘”を認める(TBS)
など、多数ありました。