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1年以上前に名古屋入管で亡くなられたスリランカ女性ウィシュマ・サンダマリさんのその後の記事になります。
もう1年と2ヶ月が経過するのですね。
遺族は「入管が適切に対応していれば命は救えた」として、国におよそ1億5600万円の損害賠償を求めて裁判を起こしており、その裁判のため妹であるワヨミさんが来日したそうです。
「裁判で真相を解明するために来日しました。裁判で(死の直前の様子を記録した)ビデオを全面開示してほしいです」とも訴えています。
第1回の口頭弁論は6月8日、名古屋地裁で行われるそうです。
国側は全面的に争う姿勢を示しているとTBSは報じています。
裁判の今後も気になります。
亡くなった方に対する入管職員の対応については、今後の裁判で明らかにされていくと思います。
一方で、留学生が学校辞める、技能実習生が訓練先から逃げる、短期滞在者がそのまま帰国せずに日本にのこるなどの不法滞在の問題への今後の国・行政側の対応はもっと重要なことだと思います。
なぜ、収監されたのかよりも亡くなったことばかりが報道されていますが、この状況を作り出した原因は入管職員というよりも別の仕組み、制度といったことにあると思います。
事件そのものの真相も大切ですが、この状況が起こった背景を明らかにし、一般国民も知ることで考え、策をねることでこういった不幸が減るようになるのではないだろうか。
◇【独自】入管で死亡したスリランカ人女性ウィシュマさんの裁判 国側は全面的に争う構え 来日した妹「裁判でビデオを全面開示して」TBS◇