記事 「やっぱり変だよ、日本の教育」(日経)

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日本の教育について、日経新聞社がルポとしてまとめています。

常日頃、日本の教育には疑問を感じています。
自分自身、教育者というか教員というか先生で良かったと思える先生は数人です。ほとんどがダメだこりゃという感じでした。
やはり、枠にはめたがる、権威主義な方が多かったような、そんな印象です。
私の職場には、元学校の先生で途中引退した方がいます。
この方が、まさにこういった人でした。
20年以上も経って、やはりそうかと答え合わせをしたかのような感じですね。

記事として、おもしろいのは、良かれと思って取り入れたことを、教育業界自ら諦め?廃止する方向にあることです。
例えば、「民間先生」「オンライン入試」などはその典型として取り上げられています。
民間先生はほとんど機能していないようです。
進まない理由として、「新風を入れるより教育現場をよく知る人が無難」という、まさに、枠にはめる、権威主義にも関連し、新しいことに取り込もうとしないわけである。
オンライン入試なども、この学校側の都合なのではという行動である。
あるいは、記事から見て、グローバル化を望んでいないのかもしれない。
時間と空間の制約にとらわれないオンライン入試の取りやめ、まさに、この制約という言葉に表されていると感じますね。

学歴社会?はあ、と30代博士が無給はそれでとなってしまいました。
学歴社会野の必要性は感じないし、博士が無給なのはその博士が能力によるのではないだろうか。
もし、研究よりも高給を目指すのであれば、シフトしていくかどうかはその当人によると思う。研究をしていきたいが、大学や企業がそういった人材にコストをつぎ込めない、それが、国や政府の制度であるというのであれば、変えていくよりほかはない。医師会のように、強烈な力で国や国民を圧倒すれば良いのである。
そのためには、相当な時間とカネがかかるだろうけれども。

問題なのは、フロントとしての閉じた安定の中にいる教育委員会や教師、さらに教育現場の20世紀型のあしき平等主義ということに戻ってくる。
そんな記事でした。

平等はすごく大切である。
但し、これを守るために発展を犠牲にしているのだとしたら、それは平等ではなく、均一化人間製造をしているように思える。
安定を望む教員、その関係者が多い。いや、志高い教師がだんだんと保身になっていくのだと思うけれど、この安定も自分本位になり、将来というよりもこれまでの悪しき伝統を守っている原因なのでしょう。

「やっぱり変だよ、日本の教育」 ルポ迫真まとめ読み