情報 監理団体の許可の取消し等を行いました(厚労省)

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法務省と厚生労働省は、令和3年3月26日付けで、協同組合労働振興会に対し、監理団体の許可の取消しを通知しました。また、同日付けで、富山国際経済技術協同組合に改善命令を行いました。
さらに、出入国在留管理庁と厚生労働省は、同日付けで、株式会社旭紙工所、株式会社隆盛、田中祐之、株式会社TRS、西尾レントオール株式会社、株式会社マツモトに対し、技能実習計画の認定の取消しを通知しました。
としています。

今回、びっくりすることに、この中の1社であるN社は東証1部上場会社であり、その株価の上昇が急なことです。
11月末日段階では、株価は2000円でしたが、現在は3000円とわずか4カ月間で1.5倍になっています。
また、会社案内では技能実習に関する記載が見当たりません。
不思議ですね。
とは言え、この取り消しが影響して株価の変動があるかもしれません。もちろん、上がる下がる両方とも考えられます。
下がる場合は、評判・評価の減少によるものと考えられますが、上がる場合は技能実習制度に世間が否定的な場合ですね。

今回の件での取り消し要因が、労働安全法違反、是正命令違反のようですので、実態までは図れず想像の域をでませんが、よくニュースで見聞きするものに近いと推測されます。

毎月数件程度、摘発されてプレス発表されています。
1月は、個人名の兄弟なのか親子なのか、同じ苗字で地区も同じでした。賃金の支払いをせず、パスポート等を取り上げていたとあります。酷いですね。

毎月同じ摘発ですので、キャパ的に限界なのかもしれませんが、少しでも減ることを願うばかりです。

監理団体の許可の取消し等を行いました