情報 令和2年における入管法違反事件について(速報値)

外国人の在留資格・ビザ申請専門・届出済み行政書士の佐々木健一事務所です。名古屋入管(名古屋出入国在留管理局)を中心にエンジニア、通訳の就労ビザ、国際結婚、特定技能・建設オンラインに関する相談、書類作成・申請を行っております。

出入国管理局から令和2年度の入管法違反事件についての速報値が発表されました。新型コロナでの影響を直撃をうけている外国人に関連する業界にとっては、これはこれで辛い数字になっています。

入国する外国人全体にみて、増加率では、ここ数年爆発的に増えている技能実習制度や日本語学校の留学生におけるベトナム人の増加が顕著となっています。
それに伴い、入管違法などの犯罪も増えているのが現状のようです。
とはいえ、その外国人自身だけが悪いわけではないところに問題があるようです。
そして、この原因となるのがつい先日こちらのブログ☆NEWS 技能実習生が払う法外な手数料 ベトナム政府が身内批判(朝日)☆で取り上げたように、本国にいる時に大きなマイナス(負債というより借金という方がリアルかな)を背負ってくる現状にも原因はあると思います。
一見、投資のようにも見えますが、投資というよりリスクの高い概念である投機に近いでしょうし、場合によってはそれ以上のことが、この違法となっているのでしょう。
今回のコロナ禍でいろいろなものが見えてきています。
このあたりも改善される可能性が高いと思えます。
なぜ?って、
それは、簡単です。
日本に輸出できなくなってしまった側(ベトナム政府や送出機関など)が、干上がっているのは日本以上だからです。
地盤沈下はどこの国や地域でも起こっています。それ以上に、付加価値を他力本願に頼っている業界は厳しいと言えます。
サービス、飲食業もそうですが、本質は違います。言うまでもありませんね。
まともなビジネスをしている送出機関も多くありますが、こちらは信頼を勝ち取っているでしょうから、経済が復活してくれば改善してくると思います。
悪徳ブローカーは、淘汰されてなくなるでしょうね。
あまい、無くならないという声も聞こえてきそうですが、儲からなくなったら撤退しますし、スキルが無ければそれを埋めるコストの方が高くなります。
いずれにせよ、うまみがなくなります。
WIN=WINの関係性を築いた組織が生き残ると思います。

令和2年における入管法違反事件について(速報値)001344820