心理用語 備忘録・ディスレクシア、アレキサイミア

外国人の在留資格・ビザ申請専門・届出済み行政書士の佐々木健一事務所です。名古屋入管(名古屋出入国在留管理局)を中心にエンジニア、通訳の就労ビザ、国際結婚、特定技能・建設オンラインに関するなど書類作成・申請を行っております。

もう1つの仕事であるカウンセリングに関する用語です。

勉強していて、何度見ても、聞いても、覚えられない、思い出せない若しくは、違った形で記憶に残ってしまうキーワードなどはありませんか?
学術的なこと以外でもあります。

それにあたるキーワードがタイトルのディスレクシア(dyslexia)とアレキサイミア(arekisaimia)です。
ディスレクシア(dyslexia)とは、国立成育医療研究センターによると、1896年に英国のMorgan先生が最初に報告した文字の読み書きに限定した困難さをもつ疾患です。知的能力の低さや勉強不足が原因ではなく、脳機能の発達に問題があるとされています。
DSM-5によると、限局性学習症(いわゆる学習障害)のなかで読字に限定した症状を示すタイプの代替的な用語としてdyslexia(ディスレクシア)を使用しても良いことになりました。
根底には音韻処理困難があり、表記された文字とその読み(音)の対応が自動化しにくく、それを司る脳機能の発達が未熟であるとされています。
と記されています。
文字と音声の変更が困難なことと言えるようです。

アレキサイミア(arekisaimia)は、e-ヘルスネット(厚労省)によると、失感情症(アレキシサイミア)はシフネオスが提唱した性格特性。
自分の感情(情動)への気づきや、その感情の言語化の障害、また内省の乏しさといった点に特徴がある。
心身症の発症の仕組みの説明に用いられる概念ですが、近年は衝動性や共感能力の欠如など、ストレス対処や対人関係を巡る問題との関連が研究されている。
なんと、このページでは、アレキサイミアとアレキシサイミアと「シ」の有る無しが混在していますね。
最大の特徴は「自分の感情を表現する言葉を見つけるのが難しい」ということでした。そこから感情を言い表す言葉が欠けていること=失感情(言語化)症という概念となったようです。

この2つのキーワード、ジャンルも内容も違うのですが、私としてはこの言葉と感情を表すという点で似ていると感じてしまいます。

いずれにおいても、当人や周囲の人たちは理解し辛いという点は同じですね。
それ以上に、英語の読み、印象が同じように感じてしまうのです、私には。

英語が得意なTOEICスコア900の方にこの単語、知ってる?と聞いたところ、何それ?との返答。名詞なのはわかるけど、専門用語だよね。と。
なるほど、分かりづらい用語であることは間違いなく、何となく想像もできないのだと感じました。
日本語で言う、さんずい(氵)の漢字でイメージが湧くようなタイプではないということです。

これからも、似たような用語や出来事などが出現したら備忘録として残していこうと思っています。

少し変わった心理用語集