建設 国土交通省は建設業の働き方改革の一環として、直轄土木工事で週休2日に取り組める環境を整備(日刊工業)

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3月1日以降に入札手続きを開始する工事から先行試行し、全工種で週休2日の経費補正が可能になるとしている。
建設業界人ではないので、今一つピンとこないけれども、
・市場単価方式で積算する工種に、現場閉所の状況に応じた補正係数を新設
・維持工事などが対象の交代制モデル工事も必要な現場管理費を補正
などとし、全工種で週休2日の経費補正が可能になるそうだ。

建設業界は技能者の高齢化や人手不足に悩まされ続けてきており、さらに、働き方改革など法的にも守らなくてはならない制度もあり、中小の経営者は大変な思いをしているだろうと思う。
さらに、
・24年4月から建設業で時間外労働の罰則付き上限規制が適用される
・23年度にはすべての工事を、週休2日工事として発注者指定型で公告
と、報じられている。

建設業界で働く労働者は週休2日制になり、体力的には改善されると思うが、効率は良くなるかもしれないが給与面あるいは手残り金額は下がる可能性もある。

こういった取り組みで、先の高齢化、人手不足などが解消されるのならば悪いとは言えないだろうが、経営者など業界をけん引していく人にとってはそうとも限らない。苦労(経済的にも)なく、求人が来るようになれば良いのだが。
結果は、少し先のことになりそうである。