不法滞在で悩んでいる外国人の方へ(出頭申告制度)

出頭申告を勘違いしている方が意外と多いのと、救済処置として利用できる方もいるとおもいますので、概略をお伝えします。

出国命令制度のこと指しています。
この制度は、簡単に言うと、
①オーバーステイ(在留期間切れ)状態であること
②収容されない
③手続きが簡易である
ことです。
そして、最大のメリットとなるのが、帰国後1年の経過で日本に入国することができることです。
しかし、落とし穴があります。
それは、過去に一度もこの制度利用したことがない人が対象となり、退去強制はもちろんのこと出国命令制度を利用した外国人は使えません。
自ら出頭し、速やかに出国する(できる)人でなければなりません。飛行機のチケットを用意できないなどになると、対象外となります。
まあ、出頭した場合は、収容されずに帰国できるメリットはあります。
仮放免の手続きは必要となります。

関連することとして、在留特別許可といものがあります。
こちらは、同じ状況である方が、そのまま日本に残りたい場合になります。
こちらに関しては、今後、説明していきます。