ベトナム国家主席が死去し、思うこと。

在留資格・ビザ申請 行政書士の佐々木です。
ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席が死去したとの報道がありました。
最近、ぐっと身近になったベトナムであるが、思いのほか、知らないことが多いのが現状である。
私の世代より上の方は、ベトナムというと、ベトナム戦争の印象が強いのではないだろうか。
自分も、高校・大学とハリウッド映画で、ベトナム戦争に関連する映画が多く作られている。「プラトーン」「ハンバーガーヒル」「地獄の黙示録」などなど。ベトナム帰還兵の話となるとさらに多くなる。「ランボー」「エクスタミネーター」は、帰還後の苦悩も、描かれている。戦争の悲惨さ、無力さ、弊害などが描かれているが、アメリカ視点である。同じ題材で、ベトナム視点で製作されたらどんな描き方になるのだろうと、ふと思う。イーストウッド監督のような、硫黄島からの手紙、父親たちの星条旗のような感じになるのだろうか。
それ以外には、印象深いのはベトちゃん、ドクちゃん兄弟が日本人医師による手術をしたことかな。ベトちゃんは若くして亡くなったようですが、ドクちゃんは結婚して、男女の双子の子供が産まれて、それぞれに富士山と桜という日本にちなんだ名前にしたそうです。
考えてみると、ベトちゃんドクちゃんも枯葉剤という、ベトナム戦争が引き起こした被害者なのですよね。
現在のベトナムは平均年齢も30歳と若く、活気もあり、発展が加速していて、日本へも技能実習生として来日し、製造業の大切な一役を担っています。
関連する仕事をしているのに、国の要人も知らないなんてお恥ずかしい限りです。少しは勉強しないといけませんね。
ご冥福をお祈り申し上げます。