ブログ 認知症の薬、エーザイ社について思うこと

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完全に私的なブログになります。
公認心理師の試験に向けて勉強をすこ~しだけしているのですが、認知症も試験範囲に含まれています。
認知症は、主な精神疾患の1つとされており、神経認知障害群(器質性精神障害)に分類されています。
定義は、記憶などの認知機能と生活機能が障害され、生活に支障があるが自立生活可能である状態を軽度認知障害(MCI)、自立生活困難な程度に低下している状態を認知症とするとしています。

中核症状の6つの領域
①複雑性注意
②実行機能
③学習と記憶
➃言語
⑤知覚・運動
⑥社会的認知

四大認知症
アルツハイマー型 脳細胞の周囲に得意なたんぱく質がたまっていき、脳に構造的な損傷を与える。徐々に細胞が死んでいく。
レビー小体型   神経細胞内レビー小体と呼ばれるたんぱく質の塊が形成。アルツハイマー病やパーキンソン病と似た症状が現れる。幻覚や妄想を引き起こす。
前頭側頭型    脳の側頭葉と前頭葉に変性が生じる=ピックPick病。人格、行動が変化し言語の使用に障害が出る。例:万引きなどの衝動制御障害。
①~③は神経変性が主たる原因。
血管性      脳血管障害(脳梗塞・脳出血)が原因の後遺症と言える。論理的思考、計画、判断、記憶などに問題が起こる。

さて、治療法ですが、現在のところ根治できない進行性の疾患とされていました。
・短期記憶の改善には、認知刺激療法やリアリティ・オリエンテーション(現実見当識訓練。
・日常的行動の遂行を助けるものとして、行動療法。
・バリデーション療法 → 中心となる介護者が認知症患者への尊敬を示す文章を読み上げる。コミュニケーション法。
・薬物療法として、コリンエステラーゼ阻害薬の利用が上げられます。

そして、新たに薬物療法として加わったのが、エーザイと米バイオ製薬バイオジェンが共同開発するアルツハイマー新薬「アデュカヌマブ」であり、アルツハイマー型認知症の原因物質とされるたんぱく質「アミロイドベータ」を除去するとあります。認知機能の低下を長期的に抑制する機能を持つ薬として世界で初めて承認されたことになるとしています。
しかし、このFDAの承認に関して、有効性に対して否定的な見解もあり、3人の諮問委員が辞任している。11人のうちの3名となれば、結構な数字である。

認知症は、その患者さん以上にそれを支える家族や介護者の負担も大きく、高齢者が主な疾患者とすれば、体力的な衰えもあったり、相続などの法的な問題もあるだろう。症状だけの問題ではないのがこの病気の特徴だと思う。

最後に、エーザイの株価の話である。
この1か月を見ると、安い時で7,000円を切っていたが、現在は、年初来高値を付けており、11,490円となっています。
5月下旬に所持しており、今売れば、45万円ぐらい、儲かったということになりますね。70万円が115万円です。ちょっと気になっていた銘柄でした。
コロナ前は、現在と同水準でしたがその後の伸びが少ない企業でした。
コロナ前を本来価値とみなし、割安な株をピックアップしています。
エーザイはその中の1つです。ただ、今回は新薬が押し上げているので、私の理屈で儲かるということはありません。
この会社は配当も160円(年間)とかなり高いです。
新薬で儲かればこちらも拡大するでしょうね。
最も重要視している株主優待はありません。

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エーザイの株価