名古屋で入管、外国人のビザのことなら行政書士佐々木健一事務所に。名古屋入管(名古屋出入国在留管理局)を中心に技術(エンジニア)、通訳などの就労ビザ、国際結婚、特定技能・建設業オンラインなどの書類の作成・相談・申請などが主な業務内容となります。
直接、特定技能・製造分野に関わる業務はしておりませんが、守備範囲である技人国、特定技能・建設分野にも関わってくることもありますので、参考のため参加した次第です。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社によるセミナーでした。
特定技能外国人材制度及び製造分野特定技能1号評価試験等の概要に加え、受入れ企業による事例を紹介して頂きました。
①素形材産業分野の栃木県真岡市にある(株)真岡製作所様の工場企画センター長さんのお話を聞くことができました。
乗用車の重要保安部品に特化した素形材産業とのことで、環境優良工場であり、PM優秀事業場賞をとり、ISO9001、14001認証の企業とのこと。
300人ほどの従業員さんが働いており、そのうち70名弱が外国人材であり、4分の1が外国人という国際色豊かな企業さんですね。
技人国ビザの方も6名(ベトナム)就労している、就労・技能実習系全てを網羅している工場ということになります。
外国人材を受入れた理由は、製造業の鋳造業は3K(きつい・汚い・危険)と言われる業種であるため、国内での人材供給が難しく、安全できれいな職場にしても、イメージが先行しているため人材不足は解消されないため、中長期安定して働いてもらえる外国人に頼らざるを得なかった様子がうかがえる。
また、実習生から特定技能への変更理由もそうした理由からと発展した理由による。特定技能者への職場での活躍が期待されていることが伝わってくる。
特定技能者へと進んだ人材は、長く働きたいと望んでいるから、WIN=WINの関係である。
その他にも、職場改善以外にも、給与・待遇面、レクリエーションを行うなどして関係性を高める努力もしており、社員食堂を準備し、低額で温かくておいしいご飯を食べて頂いている。
なかなかここまでのことができる企業は多くはないと思うが、目標とするのにふさわしい企業に感じました。
トラブル対応、問題点の解決などの事例も紹介されています。
製造業の特定技能は、入管では許可が出たにもかかわらず、協議・連絡会へ入会ができないというトラブルが起こっていた。
現在では、申請前に製造業特定技能外国人材受入れ協議・連絡会に入会しなければならなくなっている。
その方法とかはここでは触れないが、参考までに特定技能外国人材制度(製造3分野)のホームページに詳しく説明されているので、リンクを貼っておきます。